CPV35 スカイライン with DFV OHLINS ver. DAYTONA

DFV OHLINS ver. DAYTONA for CPV35
CPV35 スカイライン
6月にDAYTONA Sports ECMをリフラッシュしてくれたオーナーさんが、足回りを良くしたいと相談してくれました。車内には2つのチャイルドシートが装着されている愛おしいスカイラインクーペです。

現状は純正ダンパーにローダウンスプリング、タイヤはBS製のハイグリップラジアルタイヤの組み合わせです。Z33フェアレディZも同じですが、純正ダンパーは唯でさえストロークが短く、設計上常に軽くバンプタッチしながら走っていくように考えられていますので、ハイトが短いローダウンスプリングでは質の高い車を目指すのは不可能です。

そこで、DAYTONAが最も得意としているDFV OHLINSダンパーを用いて、上質な走りと快適な乗り心地、ワクワクさせてくれるようなハンドリングを実現できないかチャレンジしました。
しかし、国内ではROAD&TRACK仕様はZ33の設定がありますが、CPV35の設定はありません。例えマウント方法は同じでも、軸重はZ33とCPV35では異なりますし、ホイールベースの相違等Z33用をそのまま流用しても好結果が出るはず有りません。何かヒントになるようなことが無いかを探していたところ、スカイラインの需要が多いアメリカのOHLINS USAにはinfinity G35(スカイライン)の設定があることが判明しましたので、早速OHLINS USAのデーターを参考にDFV OHLINS ver. DAYTONA for CPV35を製作しました。

主な変更点はバネレートの変更(Z33 9.8kg → CPV35 11.6kg)リアはZ33同様8.9kgです。
また、必要に応じた減衰力、車高のセットを作りました。
それに加え今回は追加作業でロアアームブッシュを始め、nismoで設定があるZ33向け強化ブッシュを全て使用し、同時に各関節を締め上げて、よりコントロールしやすいスカイラインを目指すことになりました。
4輪アライメントもZ33とは方向性に変化をもたせ、クイックなステアリングフィールの中にも直進安定性を追い求めるようリアのトーはZ33よりも+1.0mm程度インに振り、キャンバーは起きるだけ起こし+2.00度です。

各部調整を終え、いつもの試走コースに出かけて行きましたが、車風に似合わずステアリングを斬り込むとスパッと応答が良く旋回性能は抜群。反面リアは恐ろしく粘りがあるトラクション性能です。
試しにリアの減衰力を基準値よりも上げて試走しましたが、2ノッチも絞ると別物。トラクションが高すぎてプッシングアンダー気味になりましたので、今度はフロントも減衰を2ノッチ上げると、これがカクンと動いてまた楽しい。よく曲がり、よく粘り、本当に扱いやすい車になりました。

だけど、減衰上げるとそれはそれで揺れ動きも出てきますので、街乗りも考えるとまずは僕の推奨値でしばらくは乗った後、「あれはこうだ」とご意見くださいね。現状はオールマイティに扱いやすくBESTな設定です!

2011年9月24日