エアバック・・・レス?

運転席インフレータ断線 !? 怪しい配線処理の後 怪しい配線処理の後 これは怪しい

色々なパーツ取り付けで入庫してきたKさんのZ33。
「ついでにエアバック警告灯が点くので見てもらえますか?」
いやいや全然OKですよ。と軽く考えていましたが・・・

さてさてデイトナ自慢のOBDスキャニングツールの出番です。

故障診断カプラーに差して・・・
「運転席インフレータ断線」

診断結果と整備解説書を照らし合わせると、どうもスパイラルケーブル(車体側~エアバック間の配線)が切れているみたいです。エアバックモジュールを外してみましょうとネジを外すと・・・

ケーブルがエアバックに差さっていないし・・・おまけに加工されてる。

オーナーに聞いたところ「車体は中古で購入。最初はスポーツステアリングが付いていたので、購入時に純正に戻してもらった」と言うことです。
まったく、けしからん
形だけ純正に戻して、エアバックは機能しなくても関係ないと言うことでしょうか・・・なんとも同業者として情けない。

新品のスパイラルケーブルを注文し装着。コレにて一件落着!のはずですが・・・
おかしい。エアバック警告灯が点滅。エラー番号は最初と同じ。
はて?なにかヘマしましたかね?

導通を見る為スパイラルケーブルの配線を調べると、またしても怪しい配線処理の後を発見。明らかに純正とは異なる6本の配線。

これは流石に怪しいでしょう。
で、純正の配線はと言うと・・・途中でぶった切ってエアバックの警告灯がつかないように抵抗入れて処理してる。なかなか厄介です。怪しい配線を辿っていくと、全く意味不明。最後はキボシ処理してますが、配線はフリー。誰が何のために、この配線を作ったのかはホント謎です。
いくら考えても解るわけありませんので、とにもかくにもエアバックが生き返るよう配線処理をし直しです。僕は仕事を請けた以上、責任もってキチンとしますよ。
で、完成!

多分想像するからに・・・

元オーナー?がスポーツステアリングに交換⇒警告灯を消すため抵抗を入れた
   ↓
何か?配線処理(何かは想像もつかない)をしていた。
   ↓
売却⇒中古車業者⇒ステアリングをノーマルに戻す⇒ケーブルは差していない
   ↓
抵抗が故障⇒警告灯点滅
   ↓
デイトナが苦戦(笑)

意外と大変でした。

大変でしたが、もしもKさんが事故でも起こして、もしもの時にエアバックが開かないなんて考えると、今回きちんと整備出来たことは良かったと思います。
エアバック付きステアリングを好みでエアバック無しにするのと、エアバック付きステアリングが整備不良でエアバック無しになるのとでは意味合いが大きく異なります。

しかしながら、お客さんの安全の為にも良い意味で抵抗が壊れてくれてよかったと、そう思う「やまもと」なのでした。

2009年05月14日